財務・人事福山通運が9日発表した前3月期決算は、ネットワーク網の拡充を図り、小口商業荷物に特化する事業基盤の構築に努めた結果、増収増益となった。
主力のネットワーク事業では飯田(長野県)、大垣南(岐阜県)、津(三重県)、久留米(福岡県)の各店を新たに開設する一方、山口支店の新築移転など小口商業荷物市場への取り組みの強化に向けた事業展開を図った。重量、容積の自動計量計測装置の導入を進め、業務の効率化と適正運賃の収受に努めるとともに、遠距離不採算荷物の選別を通して輸送距離の短縮などコストの削減と輸送の効率化に取り組んだ。
今期は2540億円(0.6%減)、営業利益104億円(16.1%減)、最終利益72億円(4.5%減)と、減収減益を予想している。
[福山通運]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
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売上高 | 255,421 | 246,476 | 3.6% |
営業利益 | 12,391 | 12,148 | 2.0% |
経常利益 | 13,448 | 13,596 | -1.1% |
当期純利益 | 7,538 | 4,325 | 74.3% |