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14年3月期決算

東京汽船、曳船部門不振も営業利益1.5%増を確保

2014年5月15日 (木)

財務・人事東京汽船が15日に発表した前3月期決算は、売上高がほぼ横ばい、営業利益が1.5%増の6億1500万円となった。

横浜川崎地区でプロダクトタンカーの入出港数が増加し、秋口以降は自動車専用船が増加傾向となったが、コンテナ船の入出港数の減少が響き、曳船事業が減収となった。東京地区もコンテナ船主体のため、入出港船舶数、作業数が減少して減収となった。

横須賀地区はコンテナ船が減少したものの、LNG船は高水準を維持し、エスコート作業は横ばい。また、湾口水先艇の作業料金値下げによる影響や、前期のような大きな海難救助作業がなかったことで減収となった。

千葉地区は、石油精製各社による設備定期点検があったが、10月以降タンカーの入港数が持ち直し、作業対象船舶の大型化や荒天時の特別作業も発生したことで増収となった。

曳船事業部門全体では原油価格の上昇と円安で燃料費が増加したことが響き、営業利益が6億3500万円(13.9%減)となった。

今期は売上高129億3500万円、営業利益6億8300万円、最終利益7億3200万円を見込む。

[東京汽船]2014年3月期連結決算(単位:百万円)

 2014年3月期2013年3月期増減
売上高12,73112,753-0.2%
営業利益6156061.5%
経常利益1,00590810.7%
当期純利益76661424.8%