旭化成ケミカルズ、米国で樹脂コンパウンド第二工場を建設

拠点・施設旭化成ケミカルズは20日、米国子会社の旭化成プラスチックスノースアメリカ（ミシガン州）が、樹脂コンパウンドの米国第二工場をアラバマ州に新設する、と発表した。

コンパウンドは合成樹脂にガラス繊維や難燃剤などの添加剤を混ぜて機能性を付与したもので、同社はコンパウンド事業の拡充を機能樹脂事業拡大の重要な戦略に位置付け、アジアや旭化成プラスチックスノースアメリカで事業を拡大。

米国南部を中心とした需要の拡大と顧客ニーズに対応する供給体制を拡充するため、アラバマ州でコンパウンド第二工場を建設することにしたもの。同社は北米以外でも日本、中国、タイ、シンガポール、ベルギーで機能樹脂事業の拠点を展開している。

■旭化成プラスチックスノースアメリカの樹脂コンパウンド第二工場新設計画の概要
立地：米国アラバマ州ライムストーン郡アセンズ
生産能力：3万トン／年
生産品目：ポリプロピレン、ポリアミドを中心とした機能樹脂コンパウンド品
稼動時期：2016年初頭