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三井造船、岸壁用コンテナクレーンの生産300台を達成

2014年6月2日 (月)

荷主三井造船は2日、大分運搬機工場がマレーシア・ウエストポート向けコンテナクレーン「ポーテーナ」2基をこのほど出荷し、1967年の初号機から累計生産台数300台を達成した、と発表した。

同社は61年にコンテナクレーンで世界最大シェアを持つ米国パセオ社と技術提携を行い、67年に神戸港摩耶埠頭で日本初の岸壁用コンテナクレーンを納入、その後88年にパセオ社を買収し、コンテナ物流事業のグローバル展開を図っている。94年に累計100台、05年に累計200台の出荷を達成した。

ターミナル内コンテナ荷役用門型クレーン「トランステーナ」は、68年に日本初となる初号機を納入後、ことし4月に累計1150台の出荷を達成した。

大分運搬機工場は、03年4月に岡山県玉野事業所から移転後、年間に岸壁クレーン30基、コンテナ荷役用門型クレーン100基を連続生産する能力を備え、国内外のコンテナターミナルへ出荷できる新鋭工場として稼働している。

世界の物流量が伸びる中、コンテナターミナルも新設や増設、リプレイス需要が旺盛となっており、同社では「省エネ型や免震型、完全電動型など各種クレーンを製造するだけではなく、コンテナターミナル全体をマネジメントするシステムも提供している。今後もアフターサービスを含めたコンテナターミナルのトータルシステム企業として事業展開していく」としている。