英シージャックス社、4隻目の洋上風力据付船が竣工

環境・CSR丸紅は3日、産業革新機構と共同出資している英国の洋上風力据付会社「シージャックス社」の据付特殊船が2日に竣工した、と発表した。2012年5月のシージャックス社買収後に建造を開始したもので、シージャックス社としては4隻目の保有船となる。

建造資金は、シージャックス社買収時に続いてみずほ銀行が主幹事となる、日本政策投資銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行などの銀行団から調達した。

丸紅は、海外で累計9万8000MWの発電所建設の実績を持ち、発電事業では全世界発電総量3万4000MW、出資持分換算で1万500MW超を保有、発電所の運転・保守事業への展開も進めている。

再生可能エネルギー分野で、洋上風力発電は技術革新によって大容量・高効率の発電方式として欧州を中心に市場拡大が見込まれており、丸紅は「バリューチェーンで積極的な事業展開を進めていく」としている。

■新船の概要
船名：Seajacks Hydra
クレーン容量：400トン
最大作業深度：最大48メートル
積載スペース：900平方メートル（洋上風力タービン設備2セット搭載可能）