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5月の鉄道貨物の輸送動向、輸送障害なく安定推移

2014年6月13日 (金)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)が発表した輸送動向によると、5月は大きな輸送障害がなく、安定した輸送状況で推移した。荷動きは、消費税増税前の需要急増の反動が一部あったものの、景気回復や円安により国内生産が堅調に推移し、月全体では前年を上回った。

コンテナ貨物は、円安で国内供給が増加した紙・パルプ、気温上昇に伴って出荷が好調となった清涼飲料水を含む食料工業品、民間流通米——の増送により、農産品・青果物などが前年を上回った。

一方、自動車部品が消費税増税による販売の減、現地調達化の進展、エコ関連物資が災害廃棄物輸送の終了により、それぞれ前年を下回った。これらの結果、コンテナ貨物全体では前年比4%増となった。

5月の鉄道貨物の輸送動向、輸送障害なく安定推移

(出所:JR貨物)

車扱貨物は、一部顧客が前年に工場の定期修理を行った反動でセメント・石灰石が増送となったものの、需要の低迷で石油が減送となり、車扱貨物全体では0.3%の減少となった。