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大阪税関調べ

近畿のぶどう・もも・いちご輸出が過去最高

2014年6月19日 (木)

調査・データ大阪税関は18日、近畿圏のシェアの高い「ぶどう」「もも」「いちご」の輸出状況をまとめた。

■ぶどう、4分の3以上が近畿からの輸出
ぶどうの2013年の全国輸出額は6億7200万円で、このうち75.7%が近畿圏から輸出。関西空港からの輸出が50%、尼崎港が14.4%、神戸港が10.6%となっている。産地は岡山県、大阪府、山梨県、長野県、広島県産が多い。

年別では、全国・近畿圏ともに11年以降、右肩上がりで推移しており、13年は全国が6億7200万円、近畿圏が5億900万円となり全国・近畿圏ともに過去最高額を記録した。相手国別では、全国・近畿圏ともに台湾と香港向けの輸出で9割以上を占めている。台湾の構成比が最も高いが、近年では香港の構成比が徐々に高まってきている。

■もも、関西空港の輸出シェア37.9%
ももの13年の全国輸出額は5億7600万円で、このうち63.9%が近畿圏から輸出。近畿圏の中では関西空港が37.9%、尼崎港が13.3%、神戸港が11%となっている。産地は和歌山県、岡山県、長野県、山梨県。

年別では、全国・近畿圏ともに、ぶどうと同様11年以降は右肩上がりで推移。13年は全国が5億7600万円、近畿圏が3億6800万円となり全国・近畿圏ともに過去最高額を記録した。

国別では、全国・近畿圏ともに台湾と香港向けの輸出で97%以上を占め、07年に8割以上あった台湾の構成比は13年に5割以下となり、07年には2割以下だった香港の構成比が13年には5割を超え、シェアを伸ばしている。

■いちご、近畿からの輸出は台湾向けが最多
いちごの13年の全国輸出額は2億4000万円で、このうち68.5%が九州圏から、28.6%が近畿圏から輸出されている。九州圏の中では福岡空港が67.9%、近畿圏の中では関西空港が25.2%となっている。近畿圏からよく輸出されているいちごの産地は福岡県。13年の輸出額は全国が2億4000万円、近畿圏が6800万円となり、全国・近畿圏ともに過去最高額を記録した。

国別では、全国では香港向けの輸出が多いのに対し、近畿圏では台湾向けの輸出が最多。しかし、13年は近畿圏でも香港向けの輸出が伸び、台湾の構成比と並んだ。