SBSHD、アジア法人2社集めグループ会計・経理研修

ロジスティクスSBSホールディングスは27日、アジア現地法人2社のスタッフ5人を東京都墨田区の本社に集め、今月16日から1週間の日程で同社グループ会計方針、内部統制、経理実務などに関する研修を行った、と発表した。

同社の海外事業は現在、インド、中国・上海、香港、シンガポール、マレーシア、ベトナム、タイの現地法人10社を中心に展開。ことしに入ってからも1月にシンガポールでドレージ輸送会社を買収し、6月にはタイで自社物流施設が完成するなど事業規模の拡大が急ピッチで進んでいることから、現地経理実務の重要性が高まるとみてグループ研修を実施したもの。

今回の研修は、SBSHD経理部がアジア地域統括会社「SBSロジスティクス・ホールディングス・シンガポール社」とマレーシア現地法人の「SBSトータルロジスティクス・マレーシア社」で経理を統括する主要スタッフ5人を日本に招き、実施した。

期間中、グループ会計方針、内部統制、決算対応、経理システムなどに関する研修を1週間の日程で実施するとともに、現地実務やグループ全体の開示の方向性などをテーマに、積極的な意見交換を重ねた。

同社は今後、今回のような研修を定期開催する計画で、経理実務のレベルアップだけでなく、担当者間のコミュニケーション向上による業務全体の効率化も見込む。