荷主新日鉄住金は27日、インドのデリー・ムンバイ間貨物専用鉄道(DFC西線)向けに熱処理レールを12万6000トン受注し、今月からインドへの出荷を開始した、と発表した。
DFC西線は首都デリーから商業都市ムンバイの間、総延長1500キロの貨物専用鉄道を建設するインドの国家プロジェクトで、日印両政府が推進する「デリー-ムンバイ間産業大動脈(DMIC)構想」の根幹事業。
最初の工区となるインド北部ハリアナ州レワリと西部グジャラート州イクバルガー間の626キロ部分について、昨年春に双日がインドのラーセン&トゥーブロ社と共同でインド政府傘下のインド貨物専用鉄道公社(DFCCIL)から軌道敷設工事(円借款案件)を受注し、新日鉄住金のレールが採用された。
工事は13年夏に着工し、完工は17年夏の予定。また、レールは16年夏ごろまでに納入を完了する。