ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

運輸安全マネジメント情報を公開

ヤマト運輸、13年度の交通事故件数12.6%改善

2014年7月1日 (火)

環境・CSRヤマト運輸は1日、ウェブサイト上で輸送安全規則に基づく運輸安全マネジメント情報を公開した。

輸送の安全に関する基本方針や2013年度の実績と14年度計画のほか、貨物自動車運送事業法第23条の規定による処分状況を掲載した。

13年度は重大事故件数が1件、重大労働災害件数が2件あったものの、交通事故件数は12年度に比べて12.6%改善した。自動車事故報告規則に規定された事故は18件で、対自転車事故が2件あったほかは単独事故だった。18件の事故種類は転覆・転落事故が13件と最も多く、死傷に至った事故は2件あった。

輸送の安全に関する重点施策などの取組状況としては、「こども交通安全教室」を2013回実施したほか、永年勤続表彰で1万94人を、安全優良店表彰で3211センター、3ベースをそれぞれ表彰した。

運転者向けの研修実施状況は、入社時研修を11万1297人に、安全指導長による添乗指導を2万9430人に、安全専門講師(法令講師)による点呼執行方法の教育を1万2753人に、安全専門講師による労災防止教育を1万3092人にそれぞれ実施。全国安全大会として社内ドライバーコンテストも開催した。

管理者向けには主管支店長研修を1回、社会貢献課長研修を1回、安全指導長研修を1回、安全専門講師認定研修を5回実施した。また、緊急内部監査を4件実施したほか、事業所に対し、運行管理面を重点とした一斉点検監査を1回行った。

行政処分は13年8月5日付で、無車検車両による運行で延べ60日間の車両使用停止処分を受けた。

14年度は重大事故と重大労働災害件数ゼロを、交通事故件数は13年度以下を目指す。

■ヤマト運輸の運輸安全マネジメント情報
http://www.kuronekoyamato.co.jp/anzen/management/index.html