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三菱重工、米国で無人車両システムの建設受注

2014年7月17日 (木)

産業・一般三菱重工、米国で無人車両システムの建設受注三菱重工業は17日、住友商事の協力を得て、米国フロリダ州のオーランド国際空港向けに全自動無人運転車両システム(APM)の建設工事を受注した、と発表した。納入完了は2018年。米国向けのAPM受注は5件目で、オーランド空港向けは初めて。

この工事は、オーランド空港公団から米国三菱重工業を通じて受注したもので、空港ターミナルと新設する複合交通ターミナルの間2.3キロを結ぶ路線の新設工事と、メインターミナルとサテライトターミナル間の600メートルを結ぶ既存2路線の置き換え工事、合わせて3路線の工事を手掛ける。車両は計18両を供給する。

契約には各路線が営業運転を開始した後、5年間の運行・保守(O&M)のほか、さらに10年間のO&M契約のオプションも含まれており、米国三菱重工と住友商事の共同出資のO&M会社であるクリスタル・ムーバー・サービシズ社(フロリダ州マイアミ)が行う。

同空港は、周辺テーマパークを訪れる観光客やビジネス客で乗降客数が増加しており、空港施設の拡張、近代化を急いでいた。また、間もなく建設が開始される都市間鉄道が複合交通ターミナルに乗り入れる計画もあり、空港ターミナルに接続するAPM路線の建設が急務となっていた。