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三菱重工、中南米向け初の鉄道システムを受注

2014年8月18日 (月)

荷主三菱重工業は18日、ブラジル・サンパウロ地下鉄6号線の建設・運営事業体「ムーブ・サンパウロ社」から全自動無人運転の鉄道システム建設プロジェクトを受注した、と発表した。中南米向け鉄道システムの受注は初めて。

サンパウロ地下鉄6号線は、サンパウロ市中心部から北西部の人口密集地に延びる全長15キロ、15駅の路線で、1日あたり63万人の利用が見込まれている。

プロジェクトは、土木・建築工事とシステム一括を含むブラジル初の本格的鉄道PPP方式で整備され、同国の有力コングロマリット「オーデブレヒト」「ケイロスガルバオン」「UTC」の各社が組成する事業体ムーブ・サンパウロ社が、サンパウロ州政府との契約により、25年間の地下鉄建設・運営の事業権を取得している。

同社は土木・建築工事を担当する現地ゼネコン連合とコンソーシアムを組み、全自動無人運転鉄道システムの信号、通信、電力、架線、車両検修設備、プラットフォームドア、トンネルベンチレーションにわたるシステムの設計・調達・据付・試運転を担当する。