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44件の事例を掲載

コープさっぽろ、宅配時の高齢者見守りで報告書

2014年7月28日 (月)

調査・データコープさっぽろ、宅配時の高齢者見守りで報告書日本生活協同組合連合会(日本生協連)は28日、コープさっぽろが「高齢者見守りの取り組み トドック2013年度の報告」を発行したと発表した。

この報告書は、13年10月から開始した同生協の高齢者見守りサービス「見守りトドック」の活動をまとめたもので、個配担当者が高齢者宅を訪問した際の事例44件を掲載。内訳は行政への連絡件数は12件、警察・消防への連絡5件、センターでの電話確認・再訪問確認15件、家族や関係者への連絡12件――となっている。

事例には「配達時いつも在宅の組合員さん。13時45分頃、配達に伺うと9月29日からの新聞がたまっており、玄関の鍵が開いていたのに応答がなく、玄関と居間の電気がついていました。1か月くらい前に入院しており、退院後は調子が悪そうだったので、異変を感じました。マネジャーへ連絡し、マネジャーが訪問確認のため現場へ。マネジャーもやはり異変を感じたので、センター長へ連絡。鍵がかかっていなかったので、中へ入って確認したところ、居間のソファで横たわっている男性を発見。声をかけたが応答がなかったので、センター長が警察へ連絡しました。結局亡くなられていました」など、配達担当者が異変がないかどうかを確認する様子や、その後の対応状況などを詳しく掲載した。

コープさっぽろは13年度中に北海道の37市町村と「高齢者見守り協定」を締結し、過去に締結した市町村分と合わせて締結自治体は90市町村に達している。

■コープさっぽろ「高齢者見守りの取り組み トドック2013年度の報告」
http://www.coop-sapporo.or.jp/hondana/books/mimamori2013/#page=1