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内航上期輸送1.8%減、鋼材・自動車・油送が低調

2026年3月6日 (金)

調査・データ日本内航海運組合総連合会(内航総連)が6日まとめた2025年度上期(4-9月)の輸送実績によると、内航輸送量の合計は1キロリットルあたり1億6533万7000トンとなり、前年同期比1.8%減だった。貨物船は1億1177万4000トンで同1.3%減、油送船は5356万3000トンで2.6%減となり、全体として前年を下回った。素材産業や自動車関連の荷動きが鈍く、内航輸送は弱含みで推移した。

貨物船では鋼材が1970万4000トンで0.6%減。出荷は低水準が続き前年割れとなったが、4月や8月には前月からの繰り越し貨物が見られた。原料は2634万5000トンで1.2%減。セメント生産の減少に伴う石灰石の落ち込みのほか、非金属鉱や金属鉱も低調だった。

燃料は976万7000トンで1.0%増と増加分野となった。石炭は4月に発電所トラブルの影響で減少したが、6月以降は猛暑による電力需要の高まりで輸送が増加した。一方、コークスは減少が続いた。紙・パルプは144万7000トンで2.9%増。四国の製紙会社の出荷停止に伴う代替輸送や、5-6月の設備トラブルなどにより一時的な輸送増が見られた。木材やパルプも増加し、発電所向け木質ペレットの輸送は夏季から伸びた。

雑貨は1399万5000トンで1.4%減。円安や物価高の影響による個人消費の伸び悩みを背景に、一般雑貨や資材輸送は低調だった。前年にはJR貨物の不正問題による代替輸送や酒類・飲料値上げ前の駆け込み需要があったが、その反動減も影響した。コンテナは565万1000トンで0.4%増と横ばい圏で推移。4-5月は港湾ストの影響で日曜荷役ができず、九州航路では自動車部品や工業品の輸送が振るわなかった。一方、5月以降は政府備蓄米のスポット輸送が続いた。

自動車は2258万1000トンで3.0%減。認証不正問題の解消で年初には生産回復の動きが見られたが、7月以降は部品欠品による工場停止やカムチャツカ半島沖地震の影響により生産が停滞し、輸送量が減少した。セメントは1340万7000トンで2.8%減。働き方改革の浸透に伴う出荷減少などを背景に輸送需要も弱い状況が続いた。

油送船では黒油が1136万8000トンで6.7%減。原子力発電所の稼働率上昇やエネルギー構成の変化により黒油火力向け需要は低水準にとどまった。白油は2941万4000トンで3.4%減。ジェット燃料需要は堅調だったが、製油所の定期修理長期化や入渠期間の延長などが輸送減少の要因となった。ケミカルは545万3000トンあたりで6.0%増、特タン船は689万5000トンで1.7%増となり、LPGや苛性ソーダ、液体アンモニアの輸送が増えた一方、エチレンは減少した。

関連産業では粗鋼生産が4.2%減、セメント国内販売が6.1%減と素材産業の低迷が続く。一方、燃料油内需は3.4%増だった。

日本内航海運組合総連合会(内航総連)が6日まとめた2025年度上期(4-9月)の輸送実績によると、内航輸送量の合計は1キロリットルあたり1億6533万7000トンとなり、前年同期比1.8%減だった。貨物船は1億1177万4000トンで同1.3%減、油送船は5356万3000トンで2.6%減となり、全体として前年を下回った。素材産業や自動車関連の荷動きが鈍く、内航輸送は弱含みで推移した。

貨物船では鋼材が1970万4000トンで0.6%減。出荷は低水準が続き前年割れとなったが、4月や8月には前月からの繰り越し貨物が見られた。原料は2634万5000トンで1.2%減。セメント生産の減少に伴う石灰石の落ち込みのほか、非金属鉱や金属鉱も低調だった。

燃料は976万7000トンで1.0%増と増加分野となった。石炭は4月に発電所トラブルの影響で減少したが、6月以降は猛暑による電力需要の高まりで輸送が増加した。一方、コークスは減少が続いた。紙・パルプは144万7000トンで2.9%増。四国の製紙会社の出荷停止に伴う代替輸送や、5-6月の設備トラブルなどにより一時的な輸送増が見られた。木材やパルプも増加し、発電所向け木質ペレットの輸送は夏季から伸びた。

雑貨は1399万5000トンで1.4%減。円安や物価高の影響による個人消費の伸び悩みを背景に、一般雑貨や資材輸送は低調だった。前年にはJR貨物の不正問題による代替輸送や酒類・飲料値上げ前の駆け込み需要があったが、その反動減も影響した。コンテナは565万1000トンで0.4%増と横ばい圏で推移。4-5月は港湾ストの影響で日曜荷役ができず、九州航路では自動車部品や工業品の輸送が振るわなかった。一方、5月以降は政府備蓄米のスポット輸送が続いた。

自動車は2258万1000トンで3.0%減。認証不正問題の解消で年初には生産回復の動きが見られたが、7月以降は部品欠品による工場停止やカムチャツカ半島沖地震の影響により生産が停滞し、輸送量が減少した。セメントは1340万7000トンで2.8%減。働き方改革の浸透に伴う出荷減少などを背景に輸送需要も弱い状況が続いた。

油送船では黒油が1136万8000トンで6.7%減。原子力発電所の稼働率上昇やエネルギー構成の変化により黒油火力向け需要は低水準にとどまった。白油は2941万4000トンで3.4%減。ジェット燃料需要は堅調だったが、製油所の定期修理長期化や入渠期間の延長などが輸送減少の要因となった。ケミカルは545万3000トンあたりで6.0%増、特タン船は689万5000トンで1.7%増となり、LPGや苛性ソーダ、液体アンモニアの輸送が増えた一方、エチレンは減少した。

関連産業では粗鋼生産が4.2%減、セメント国内販売が6.1%減と素材産業の低迷が続く。一方、燃料油内需は3.4%増だった。

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