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日本郵船、マリン・エンジニアリング・オブ・ザ・イヤーを受賞

2014年7月31日 (木)

認証・表彰OLYMPUS DIGITAL CAMERA日本郵船は7月31日、グループ会社のウィングマリタイムサービスが所有する環境配慮型タグボート(エコタグボート)の「翼」が、日本マリンエンジニアリング学会が選ぶ「マリン・エンジニアリング・オブ・ザ・イヤー2013」を受賞したと発表した。

30日に行われた海事三学会合同表彰式の場で、ウィングマリタイムサービスの山下俊憲社長のほか、共同開発に携わった6社の代表に表彰状が授与された。日本郵船からは岩野淳一技術グループ長が出席した。

今回で10回目を迎えるマリン・エンジニアリング・オブ・ザ・イヤーは、舶用機関・機器分野で優れた技術開発成果を賞する日本マリンエンジニアリング学会の特別賞で、郵船グループは2005年の自動車運搬船「ライラリーダー」、11年のNYKバルク・プロジェクト輸送が所有・運航する空気潤滑モジュール運搬船「ヤマト」「ヤマタイ」に続き、3度目の受賞。

翼は国内初の船舶用ハイブリッド推進システムを搭載し、バッテリーの充電に陸上の電源設備から給電することで二酸化炭素(CO2)の大幅な削減に成功。13年度は港内の年間CO2排出量20%削減を達成するなど、卓越した環境負荷低減と省エネルギー性能が高く評価された。

同社グループでは、このハイブリットタグボートのほかにもLNG燃料タグボートの建造を進めている。