環境・CSR日本郵船、IHI原動機(東京都千代田区)、日本海事協会の3者は23日、横浜港のアンモニア燃料タグボート受け入れについて、横浜市と覚書を締結したと発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業の公募で採択された「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」の一環。
4者は覚書の締結により、横浜港におけるアンモニア燃料タグボートの円滑な受け入れ▽タグボートへの燃料供給▽環境負荷低減の取り組みにかかる市民などへのPR▽その他4者が取り組む事業――について連携・協業する。
横浜市は、港湾での温室効果ガス(GHG)排出を実質ゼロ化し、横浜港をカーボンニュートラルポートとする構想を推進する。日本郵船、IHI原動機、日本海事協会の3者は今後、2024年のタグボートの開発・実証運航を目指し、市と連携して環境性能の高い船舶の実装に注力する。