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東洋ゴム、タイにウレタン断熱材の製造拠点

2014年8月4日 (月)

荷主東洋ゴム工業は1日、ダイバーテック事業部門が手掛けるウレタン事業のグローバルな成長を目的に、タイに硬質ウレタン断熱材の製造販売会社「トーヨー・ソフランウイズ・タイランド」を設立したと発表した。

同社の国内硬質ウレタン事業は、傘下のソフランウイズを通じて技術開発から製造・販売まで一貫して展開しており、国内トップシェアとなっている。硬質ウレタン原液は、防露・保温・保冷・凍結防止といったさまざまなニーズを満たす家庭用・業務用冷蔵庫や住宅用断熱建材、超低温設備(LNG貯蔵タンク、LNG運搬船)などに使用されている。

新会社のトーヨー・ソフランウイズ・タイランドでは、日本国内で顧客から高い評価を得ている「硬質ウレタン断熱パネル」と「硬質ウレタン原液」の製造・販売を行う。

同社は新中期経営計画「中計’14」で、断熱用ウレタン製品の海外展開を掲げ、16年には国内外トータルで売上を2013年比20%増へと伸ばすことを目指しており、今回の新会社設立は市場の成長が見込まれる東南アジアで戦略的な事業拡大を図るための重要施策に位置付けている。

新会社の概要

会社名:TOYOSOFLANWIZ(THAILAND)
日本語名:トーヨー・ソフランウイズ・タイランド
所在地:タイチョンブリ県アマタナコーン工業団地
設立年月:2014年6月
従業員数:18人
工場面積:2700平方メートル
事業内容:硬質ウレタン断熱パネル、硬質ウレタン原液の製造、販売
設備投資額:2億円
稼働開始:2015年1月
売上計画:9億円(2016年度)