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帝国データバンク調べ

岐阜・大京運輸が事業を停止、破産申請を準備

2014年8月13日 (水)

M&A帝国データバンクによると、大京運輸(岐阜県高山市)は8月1日に事業を停止し、事後処理を打保敏典弁護士(同)に一任、自己破産申請の準備に入った。負債は3億5000万円。

同社は1969年12月に設立した一般貨物自動車運送業者で、地元高山市や飛騨市の木製品、木製家具製造業者を主力得意先として積極的に事業展開をしていた。

しかし、その後の景気低迷に伴う貨物需要の減少に加え、原油価格高騰による燃料費の上昇や同業他社との競争激化などで収益を圧迫。14年3月期の売上高は2億7500万円を計上したが、財務内容は債務超過に陥っていた。

輸送効率の上昇など収益改善に努めていたが、収益は悪化し過年度の設備投資による金融債務も資金繰りを圧迫、今後の経営が困難となり、資金調達も限界に達したことから8月1日に事業を停止、自己破産申請の準備に入った。