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日本郵船、ブラジル油田向けシャトルタンカー2隻を用船

2014年9月16日 (火)

ロジスティクス日本郵船は16日、同社が50%出資するクヌッツェンNYKオフショア・タンカーズ社(ノルウェー・ハウゲスン)が、英国のガス事業会社、ブリティッシュ・ガス社傘下のブラジル・シッピング・ワン・リミテッド社とシャトルタンカー2隻の定期用船契約を締結した、と発表した。契約は2016年第4四半期から開始され、いずれも最長で20年間となる。

この契約は、ブラジル海域で産出される原油をシャトル輸送するため、現代重工業で建造されるダイナミック・ポジショニング・システム(動的定点保持システム)搭載の15万8000重量トン型スエズマックス・タンカーを投入するもの。

ブリティッシュ・ガス社はブラジル海域で油田・ガス田権益を保有し、この海域のメジャープレーヤーの1つ。2隻の契約締結により、クヌッツェンNYKオフショア・タンカーズ社傘下のシャトルタンカー船隊は発注残を含め、30隻となった。

シャトル・タンカーは、別名フローティング・パイプラインとも呼ばれ、海底油田上にある石油生産・貯蔵・積出して施設などから海上で一定の距離を保ったまま油を積み込み、陸上の石油貯蔵基地や石油精製基地までピストン輸送するための船舶。