ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

凸版印刷、中食・惣菜向け耐油性紙容器を開発

2014年9月17日 (水)

サービス・商品凸版印刷、中食・惣菜向け耐油性紙容器を開発凸版印刷は16日、中食・惣菜製品向けの耐油性紙容器を開発したと発表した。ファーストフードやコンビニエンスストア業界に向け、9月下旬から本格的な販売を開始する。開発した耐油性紙容器は、本格販売に先立ち、既に大手コンビニエンスストアで採用されている。

耐油性紙容器は、揚げ物など油含有量の多い食品を入れた際、食品に含まれる油の漏れや染み出しを防ぐ機能を持つ紙容器で、凸版印刷が独自に開発した耐油剤を紙容器の内面に印刷方式で塗布することで紙繊維に浸透させ、耐油膜を形成する独自技術を開発した。

紙に均一に耐油剤を塗布することで、従来の耐油性紙容器と比較して油の染み出しを1割以上軽減した。また、のりしろ部分への塗布を避けるなど耐油剤の塗り分けができるため、加工適性も向上した。

条件や生産方式を工夫し、従来の耐油性紙容器とほぼ同等の価格を実現した。今後は中食・惣菜製品だけでなく、バターやマーガリンなど含油性の高い食品のパッケージとしても拡販。2015年度に関連事業を含めて5億円の売上を目指す。