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凸版印刷、ハイブリッド型高速ロータリー充てん機を開発

2012年6月19日 (火)

産業・一般凸版印刷は19日、18リットル缶とバッグ・イン・ボックスに対応したハイブリッド型高速ロータリー充てん機「RF充てん機」を開発、今月下旬から販売を開始すると発表した。

 

バッグ・イン・ボックスは、二重構造のプラスチックフィルム内袋と外装段ボールからなる液体複合容器で、新製品は業務用大容量製品の主流容器である18リットル缶と、バッグ・イン・ボックスへの充てんを1台で可能にした。

 

18リットル缶と同じ機械でバッグ・イン・ボックスの充てんを可能にするため、内袋を仮容器にセットした状態で充てんできる仕組みを開発。これにより、充てん速度が3倍に向上した。

 

新規のフル導入だけでなく、既存の18リットル缶充てん機に設備ユニットを追加する形でのカスタム導入を可能にし、環境配慮や容器コストの優位性からバッグ・イン・ボックスへの代替を検討している企業に対し、導入負荷を軽減した。

 

凸版印刷では今後、食用油などの業務用調味料業界を中心に、大容量を扱う食品業界やトイレタリー業界、工業製品業界などに向けて新製品を展開。2015年度に関連受注を含めて15億円の売上を目指す。