商船三井船長、中学生に「船の仕事」を説明

イベント商船三井は6日、日本船主協会を通じ、東京都荒川区立第三中学校の教育活動「校内ハローワーク」に、現役船長を講師として派遣したと発表した。

校内ハローワークは、さまざまな業界人が生き方・職業など語ることで、中学生が自身の将来を考えるきっかけをつくるものとして、2002年から毎年開催されており、今回は32職種の講師が講演を行った。

同社は2011年に続く2度目の参加で、大森彰船長が「船の仕事」をわかりやすく説明。海運業が日本の生活や経済に深くかかわっていること、船員はグローバルに大型船を動かす、ダイナミックな職業であることを紹介した。

また、「自身が困難を乗り越えて安全に航海できた時の喜びや自然の素晴らしさに向き合うことがやりがいにつながっている」ことを生徒たちに伝えた。

受講した生徒からは、「自然災害の際には、家族のもとに帰れるのか」「船酔いはするのか」といった質問とともに「将来を考える機会となり、色々な職業を知ることができた」といった感想が寄せられた。