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商船三井、中学校の「校内ハローワーク」に船長派遣

2011年10月12日 (水)
説明する吉村厚夫船長

説明する吉村厚夫船長

話題商船三井は12日、東京都荒川区立第三中学校が行う教育活動の一つ「校内ハローワーク」に、講師として船長を派遣したと発表した。

 

同校の「校内ハローワーク」は、さまざまな職業に従事する社会人が、進路・生きかた・職業などを語ることで、中学生が自身の将来を考えるきっかけをつくるものとして、2002年から毎年開催されており、今回は8日に開催、32職種の講師が講演を行った。

 

同社からの講師派遣は日本船主協会の要請に基づくもので、海運業界からは初の参加。同社の吉村厚夫船長は「船の仕事」について、商船の種類、航海士・機関士の役割、船員になるための必要な資格などを経験談も交えてわかりやすく説明を行った。

 

講義を通して、海運業が日本の生活、経済に深くかかわっていること、商船の船員はグローバルかつ大型船を動かすダイナミックな職業であること、自身が船長としての誇りを持ち仕事にやりがいを感じていることを生徒に伝えた。

 

受講した生徒からは、「この仕事は第一に船や海が好きでなければ続かない仕事だと思った」「資格取得は大変そうだけど、仕事を選ぶことで大事なことは、やりがいだと感じた」「大きな船を自分で動かすということにロマンを感じた」「自分の将来やりたいことを考える機会となった。今後の進路選択に役立てたい」――といった感想が寄せられた。