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運賃修復で改善傾向、海事センター調べ

主要航路荷動き、北米往航コンテナ貨物が7.4%増

2014年10月24日 (金)

ロジスティクス日本海事センターは23日、主要航路のコンテナ貨物の荷動き動向を発表した。

北米航路は往航(9月)135万3176TEU(7.4%増)で、個人消費や住宅投資などが順調なことを背景に堅調。1-9月の累計では5.7%増。TSA加盟船社は8月と9月に運賃修復を行っており、運賃も改善傾向となった。

復航(8月)は51万7804TEU(13.4%減)で、1-8月の累計では1.2%減。運賃(ニューヨーク→塩田間)は3、4月の下落の後、5月に上昇に転じたが、6月以降は再び990ドル/TEUと4月の水準で推移している。
主要航路荷動き、北米往航コンテナ貨物が7.4%増
欧州航路の往航(8月)は141万9486TEU(9.8%増)で、1-8月累計でも9.3%増。経済成長率は高くないものの、堅調な消費を背景に荷動きはこれまで順調に推移。しかし景況感の悪化と供給増で直近では運賃水準が急速に低下。10月に各社が運賃修復を予定している。

復航(8月)は55万3153TEU(0.6%減)で、1-8月累計では1.4%増。運賃は1月から3月にかけて上昇していたが、4月以降は850ドル/TEU周辺で上下している。
主要航路荷動き、北米往航コンテナ貨物が7.4%増
日中航路の往航(8月)は90万1589トン(8.2%減)、復航(8月)は174万1601トン(6.4%減)となった。アジア域内航路(日中韓台香+ASEAN)は、前年同月比5.3%増。1-8月の累計では4.9%増。
主要航路荷動き、北米往航コンテナ貨物が7.4%増

主要航路荷動き、北米往航コンテナ貨物が7.4%増

日本積みが2.5%減の15万2555TEU(シェア12.5%)、日本揚げは3.7%減の18万818TEU(14.8%)。韓国積みが2.3増の11万7254TEU(シェア9.6%)、韓国揚げは12.6%増の12万870TEU(9.9%)。中国積みは8.5%増の41万7915TEU(シェア34.1%)、中国揚げは0.6%減の25万6959TEU(21%)となった。