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主要コンテナ航路動向、北米往航が4か月ぶり減

2016年11月15日 (火)

調査・データ日本海事センターがこのほど発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は北米航路で往航が減少し復航が増加、欧州航路では往航・復航とも増加した。日中航路の往航が増加し復航が減少、アジア域内航路は減少となった。

北米航路は、往航(9月)が134万5756TEUで前年同月に比べ4%減り、4か月ぶりに減少した。1-9月の累計は2.1%増。運賃(ニューヨーク-塩田間)は2.3%減の1TEUあたり2170ドルで16か月連続のマイナス。

復航(8月)は583万899TEUで8.6%増となり、3か月連続で増加となった。1-8月の累計は3.8%増で、9月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は18.8%減の1TEUあたり650ドルで36か月連続のマイナス。

欧州航路(9月)は往航が121万3265TEUで1.7%増加で4か月連続プラス。9月の運賃(塩田間-英フェリックストウ)は12.1%減の1TEUあたり580ドルで21か月連続のマイナスだった。

日中往航(9月)は重量ベースで85万4361トン(6.4%増)で2か月連続プラス、金額ベースでは5263億円(2.5%減)で7か月連続のマイナスとなった。9月の運賃(横浜-上海間)は、14.3%増の1TEUあたり400ドルで4か月連続のプラスとなった。

復航(9月)は重量ベースで178万3812トン(1.3%減)、金額ベースでも20.3%減少の1兆170億円で6か月連続のマイナスとなった。運賃は6.2%減の1TEUあたり610ドルで19か月連続のマイナス。

アジア域内航路(9月、日中韓台香+ASEAN)は112万3410TEUで4.3%減で3か月連続のマイナスだった。2016年のアジア域内コンテナ運賃指数は横ばいが続く。