財務・人事日清食品ホールディングスが30日に発表した4-9月期決算によると、同社の「物流費」が売上高に占める割合は6.2%となり、13年同期に比べて0.4ポイント悪化した。
売上高が4.5%増の2020億円となったものの、物流費は12.3%増と増収ペースを上回った。上期の国内営業利益は前年比4億円減の104億円となったが、物流費比率の増加は8億円の減益要因となった。
同社は物流コストの上昇などを理由として、2015年1月から国内即席麺を7年ぶりに値上げすることを発表しており、通期の物流費比率は値上げを織り込んで5.9%へとやや落ち着く見通し。
連結(単位:百万円) | 2015年3月期第2四半期 | 2014年3月期第2四半期 |
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売上高 | 201,974 | 193,258 |
物流費 | 12,600 | 11,200 |
物流関連コスト比率 | 6.2% | 5.8% |
物流関連コスト比率は公表されている財務諸表から関連すると判断した数値を選び、売上高に占める比率を算出したもの。物流費の定義は企業ごとに異なる場合が多いため、厳密な指標ではなく推移を見るのに適している。