財務・人事JR貨物が12日発表した2027年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比1.3%減の497億2800万円、営業損益が5億3500万円の赤字となった。前年同期は14億1500万円の黒字だった。最終損益も7億7900万円の赤字に転落した。物価上昇に伴う車両修繕費や線路使用料などの増加に加え、不動産販売収入の減少が響いた。
主力の鉄道ロジスティクス事業は、売上高が同1.2%増の452億円だった一方、営業損失は28億円と、前年同期の21億円の赤字から悪化した。26年3月のダイヤ改正で東京-大阪間や名古屋-福岡間の輸送力を増強したほか、31フィートコンテナを中心とする大型コンテナネットワークの拡大、中距離帯輸送の強化を進めた。4月にはコスト上昇分を反映した運賃改定も実施した。
第1四半期の貨物輸送量は5.1%減の609万4000トンだった。コンテナは7.7%減の438万3000トン。農産品・青果物は前年の政府備蓄米出荷の反動で20.9%減、中央新幹線建設工事に伴う発生土が減ったエコ関連物資は60.3%減となった。一方、車扱は2.3%増の171万1000トンで、セメント・石灰石が19.4%増えた。
不動産事業は売上高が20.7%減の46億円、営業利益が35.9%減の22億円だった。前年度の土地持分譲渡益の反動や、一部貸付物件からのテナント撤退が影響した。
通期予想は据え置き、売上高2190億円、営業利益64億円、最終利益20億円を見込む。
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