財務・人事東海運が12日発表した2027年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比10.7%増の107億8400万円、営業利益が4億700万円となった。前年同期の営業利益は100万円にとどまっており、物流事業と海運事業の収益改善が利益を押し上げた。最終利益は3億7900万円で、前年同期の2600万円から大幅に増加した。
主力の物流事業は、売上高が同5.4%増の77億2900万円、セグメント利益が62.2%増の5億8400万円だった。港湾運送では中国航路を中心にアジアからの海上コンテナ取扱量が増加し、料金改定も寄与した。倉庫関連では大型案件の獲得や危険品倉庫の稼働拡大、原料・輸出関連貨物の増加で増収となった。建材輸送でもフェリーやセメントの取扱量が伸び、離島の大規模工事関連業務も収益に寄与した。
海運事業は売上高が26.5%増の27億2200万円、セグメント利益が4.2倍の1億7600万円だった。25年度に導入した新造セメント専用船の本格稼働に加え、船舶運航や用船コストの上昇を踏まえた運航条件の見直しが収益改善につながった。内航一般貨物船では土壌輸送が増え、外航船も受注隻数が増加した。
通期予想は据え置き、売上高423億8600万円、営業利益11億3100万円、最終利益8億1400万円を見込む。中東情勢の緊迫化による地政学リスクの影響は、合理的な算定が困難として業績予想に織り込んでいない。
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