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ローム、タイにLSI後工程の新棟を建設、需要拡大に対応

2014年11月6日 (木)

荷主ローム、タイにLSI後工程の新棟を建設、需要拡大に対応ロームは5日、需要が拡大するLSI後工程の生産能力強化に向け、タイの製造子会社「ローム・インテグレーテッド・システムズ・タイランド」(RIST)に新棟を建設すると発表した。現在、詳細設計を進めており、12月に着工、2015年12月の竣工を目指す。

同社グループでは、これまで最先端で高効率の製造装置に更新することにより、生産能力の強化に取り組んできたがま、さらなる需要拡大に備えるため、RISTに延床面積2万8800平方メートルの新棟を建設する。これにより、LSI後工程の生産能力は1.4倍となる。

新棟は、LED照明や高効率の空調設備の導入などで省エネ化に配慮するとともに、洪水対策として、1階部分を3メートルかさ上げするなど、BCM(事業継続マネジメント)体制を整える。

同社は「今後も市場の状況をとらえ、生産能力の強化を進めるとともに、多拠点生産体制や在庫管理、設備の防災化などを徹底し、顧客への安定供給に努める」としている。

RIST新棟の概要
構造:地上3階、RC構造
建築面積:9600平方メートル
延床面積:2万8800平方メートル
着工:2014年12月
竣工:2015年12月