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製造設備・人的被害なく翌日から通常業務

新田ゼラチン、インドで毛沢東主義名乗る9人に襲撃される

2014年11月12日 (水)

国際新田ゼラチンは12日、インド・ケララ州の関連会社「ニッタゼラチンインディア」で10日8時頃(現地時間)、本社事務所がインド共産党毛沢東主義派を名乗る犯人9人によって襲撃されたと発表した。

敷地内の自動車、事務所扉、備品、パソコンなどの物的被害が発生したが、従業員らに負傷者はなく、工場の製造設備にも被害はなかったという。同社事務所では翌日から通常通り業務を行っている。

襲撃した一団は、インド共産党毛沢東主義派を名乗り、「ニッタゼラチンインディアの工場排水が環境汚染をしている」と抗議する声明文を残した。これに対し、新田ゼラチンは「関連会社は法規則を順守し操業しており環境汚染をしている事実はない」とコメントしている。

現地警察が犯人、事件の背景を捜査しており、同社は「早期解決のため積極的に協力していく」としている。

ニッタゼラチンインディアは1975年に設立。牛骨オセイン、牛骨ゼラチン、コラーゲンペプチドの製造・販売を手掛けている。出資構成は新田ゼラチンが43%で筆頭株主、ケララ州産業開発公社が31.5%、一般株主が25.5%となっている。