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SBSグループ、9月の事故受け緊急対策の進捗を確認

2014年11月25日 (火)

ロジスティクスSBSグループ、9月の事故受け緊急対策の進捗を確認SBSホールディングスは25日、同社グループのうち物流事業を担う9社の運輸安全推進者を集めた今年度3回目の運輸安全推進会議を17日に開催した、と発表した。9月6日に千葉県市川市で発生した死亡事故を受け、緊急対策としてグループを挙げて実施している点検やドライバーの健康状態の把握など各社の取組状況を集約、計画通りに進捗していることを確認した。

この会議は、事故の労働災害防止を目的として年4回開催しているもので、今回は9月の事故による死亡者2人への黙祷を捧げて開始。同社物流品質管理部が7-9月期の事故発生状況と分析内容を報告し、傾向や原因を出席者全員で討議。今後の対応、指導方針を共有した。

続いて、9月にグループ各社に要請した「重大事故防止に向けた緊急対策」の進捗状況を各社が報告した。同社はこの緊急対策で、41項目に及ぶ自主点検の実施、トライバーの健康診断・2次検診、SAS(睡眠時無呼吸症候群)スクリーニング検査、グループ各社社長がドライバーの家族に宛てた「家庭での健康管理のお願い」の送付など、業務と健康管理の両面で徹底を求めていた。

出席した9社の報告では、実施計画がスケジュール通りに進捗していることを確認したほか、健康状態をより詳細に把握するための血圧計導入といった、緊急対策に上乗せした各社の取り組みも分かり、グループ全体で共有した。

さらに、来年1月から1年かけて実施するグループのエコ安全ドライブ、安全運転研修会、物流品質セミナー、事業所巡回などの年間計画を確認し、事故撲滅を誓って締めくくった。