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川崎重工、中国でセミオープンハッチ型ばら積運搬船引渡し

2014年11月25日 (火)

ロジスティクス川崎重工、中国でセミオープンハッチ型ばら積運搬船引渡し川崎重工は25日、中国南通市の南通中遠川崎船舶工程(NACKS)で、カーディナル・マリタイム社向けセミオープンハッチ型ばら積運搬船「エイサー アロー」を23日に引き渡したと発表した。同船は、川崎重工とNACKSが共同開発したセミオープンハッチ型ばら積運搬船の1番船。

通常のばら積運搬船とオープンハッチ型ばら積み運搬船の中間に位置し、これらの船型と同様に船首楼付き平甲板型とした。穀類、石炭、鉱石、鋼材、木材パルプ、材木などの貨物を積載できる5船倉を備え、ハッチカバー上には材木などの積載も可能。ハッチカバー間の船体中心線上には4基の36トンデッキクレーンを装備し、荷役設備のない港湾の荷役作業にも対応する。

省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関、高効率タイプのプロペラ、同社開発の空気抵抗が少ない滑らかな船首形状を採用することで、燃料消費量を低減させている。

■主要目
全長:199.9m
長さ(垂線間長):197m
幅(型):32.24m
深さ(型)18.6m
満載喫水(型):13m
総トン数:3万5503トン
載貨重量トン数:6万1066トン
貨物倉容積:7万1085立方メートル
主機関:HHM-MAN B&W 6S50ME-B9.2-TII ディーゼル機関1基
連続最大出力:8130キロワット×108回転/分
航海速力:14.45ノット
定員:25人
船級:日本海事協会(NK)
船籍:シンガポール