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カラワン工場に169億円投資しスポーツバイクラインを新設

ホンダ、インドネシアで二輪生産を50万台拡大

2014年12月12日 (金)

荷主本田技研工業は11日、インドネシアで二輪車工場の生産能力を50万台拡大し、スポーツバイクを専用に生産すると発表した。

同国の二輪車生産・販売合弁会社「アストラ・ホンダ・モーター」が高付加価値商品のスポーツバイク需要に対応するため、カラワン工場(第4工場)の年間生産能力を50万台拡大し、スポーツバイクを専用に生産する。これにより、既存の工場と合わせたアストラ・ホンダ・モーターの年間生産能力は580万台となる。

ジャカルタ中心部から東に70キロのブキットインダ工業団地で5月に稼働したカラワン工場は、生産能力を年間110万台から50万台増強して年間160万台とし、2015年中に稼働を開始する計画。

工場への投資額は1兆9000億ルピア(169億円)で、新たに1500人の従業員を採用する。新設生産ラインは最新技術を投入して要員効率の最大化を図り、将来のスポーツバイク市場の拡大を視野に拡張可能なレイアウトとする。

同国の二輪車市場はインド、中国に次ぐ世界3位の巨大市場となっており、今後も需要拡大が見込まれている。2014年の二輪車販売台数は800万台に迫る見通しで、アストラ・ホンダ・モーターの年間販売も過去最高を大幅に更新する500万台を超える見通し。