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16年までに年生産能力580万台、市場拡大に備え

ホンダ、インドに二輪車の新工場、189億円投資

2014年2月5日 (水)

拠点・施設本田技研工業は5日、インドの二輪車生産・販売子会社「ホンダモーターサイクル&スクーターインディア」(ハリアナ州)が、同国内に第四工場の建設を決めたと発表した。

第四工場は、グジャラート州アーメダバード地区に建設し、2015年度下期に生産を開始する計画。コンパクトで環境に配慮した2本の組み立てラインを設けることで、年間生産能力を120万台規模とする。主にスクーターを生産し、3000人の新たな雇用を生み出す見込み。取得した用地は80万平方メートルで、初期投資額は110億ルピー(189億円)。

同国の二輪車市場は、12年から13年にかけてほぼ横ばいで推移したが、ホンダの販売台数は27%の伸びを示し、22%の市場シェアを獲得した。

ホンダモーターサイクル&スクーターインディアは1月に第三工場で年間60万台の能力拡大を行ったが、第四工場の新設により、16年には現在の460万台と合わせて年間生産能力が580万台となり、長期にわたって拡大が見込まれる市場への対応に備える。

顧客ニーズの多様化に対応できるよう製品強化を行うとともに、安全運転の啓蒙を目的として同国内の販売店に配置しているライディングトレーナーに、今月からヒンドゥー語版の導入を開始する。

■ホンダモーターサイクル&スクーターインディアの工場概要

 第一工場第二工場第三工場第四工場
所在地ハリアナ州グルガオン地区IMTマネサール地域ラジャスタン州アルワル地区タプカラ工業地域カルナータカ州ナルサプール地区グジャラート州アーメダバード地区
生産能力160万台/年120万台/年180万台/年120万台/年
敷地面積21万m224万m239万m280万m2
従業員数約7,800人約3,600人約4,500人約3,000人