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2025年にコンテナ取扱量85%アップ目指す

横浜港、9年ぶりに港湾計画を全面改訂

2014年12月19日 (金)

ロジスティクス横浜市港湾局が2006年以来9年ぶりに横浜港港湾計画を全面改訂した。社会情勢や横浜港を取り巻く環境の変化に合わせて、25年を目標年次とする貨物量や施設の規模、配置などを定めた。

新計画では、13年に289万TEU(4205万トン)だったコンテナ取扱量を25年に520万TEU(7780万トン)へと85%引き上げることを目指す。コンテナを含む全取扱貨物量の目標は1億6730万トン(40.4%増)とし、このうち71.5%を外貿貨物とする。

公共ふ頭では、世界の海運動向や利用者ニーズを踏まえ、コンテナ船の大型化、貨物量の増加に対応。南本牧ふ頭、本牧ふ頭BC突堤で先進的施設の整備と既存施設の再編を進め、コンテナ取扱機能を強化する。本牧沖に新たなふ頭として「新本牧ふ頭」を計画し、大水深・高規格コンテナターミナルやロジスティクス施設を一体的に配置する。

一般貨物ふ頭では、大黒ふ頭と本牧ふ頭A突堤で完成自動車などの貨物を効率的に取り扱えるよう、ふ頭機能の転換や強化を進める。

また、将来にわたって発生する物流交通を円滑に処理できるよう、ふ頭間の連絡機能を強化するとともに、市街地への流出を抑制する。

横浜港、9年ぶりに港湾計画全面改訂