ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

常石造船、補機熱回収ユニットで特許、19隻に搭載

2014年12月22日 (月)

荷主三浦工業(松山市)と常石造船(広島県福山市)は22日、2013年に共同開発した外付けの「補機熱回収ユニット」2種類の技術特許査定が完了し、特許を取得したと発表した。

補熱機回収ユニットは、船内に設置された発電機の発電機の排熱を再利用し熱源として回収する装置で、主機用ボイラーを通じて熱エネルギーに変換するもの。

特許を取得したのは、補機熱回収ユニットの中に主機用ボイラーの水を取り込み、ユニットの中を通るパイプを伝熱管として高温の排ガスを通して熱を回収する煙 管方式と、ユニットの中を高温の排ガスで満たし、主機用ボイラーから複数のパイプを伝熱管として引き込み、水を通して熱回収する水管方式の2種類。

主機用ボイラーの燃料使用量を従来から12-25%削減でき、常石グループが建造するばら積み貨物船19隻への搭載が決定している。