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トレーダーズHD、新コールドチェーン開発会社と合弁検討

2015年1月5日 (月)

話題トレイダーズホールディングスは5日、マーズカンパニー(群馬県高崎市)が独自の研究開発技術によって開発した製品を販売するため、同社との合弁会社を設立する方向で検討を開始すると発表した。

マーズカンパニーは、独自の冷蔵冷凍、製氷技術で食材を冷凍させることなく産地からより遠くの消費地まで「極めて高い鮮度を保持」した状態で流通させるコールドチェーンシステム「蔵番熟鮮市場」のインフラ構築と、これらに欠かせない技術の研究開発を主体としている。

蔵番熟鮮市場は、消費者が求める「旬の味」に対するニーズを満たすほか、生産物の端境期や特異需要期の影響を回避し、安定的な受給や価格に対してヘッジが可能になり、生産地からより遠くのマーケット、例えば海外まで日本の生鮮食材を高鮮度に輸送できるようにする革新的な物流システムとして注目されている。

トレイダーズHDは、蔵番塾鮮市場について「生産者、物流業、加工業のすべての工程でメリットを享受できるため、地方活性化の一役を担える・サービスになる」と評価。

さらに「安全性が高く、付加価値の高い日本の農産物や魚介類などの生鮮食料品に対するニーズが高まっているアジア諸国をはじめ、世界各国への輸出の際に不可欠なコールドチェーン革命として注目されており、今後非常に大きな市場になる」とみており、共同事業として展開することを目的に、合弁会社の設立協議を開始する。

合弁会社のへの出資比率、名称、本社所在地など、詳細は今後の協議で詰める。4月に合弁契約を締結し、7月にも合弁会社を設立してサービスを開始したい考え。