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独自のコールドチェーンを共同展開

トレイダーズHDとマーズカンパニー、月内に合弁会社

2015年2月18日 (水)

M&Aトレイダーズホールディングスは17日、マーズカンパニーと折半出資の合弁会社の設立契約書を締結した。月内に設立し、3月から営業を開始する。

同社は証券子会社を中心とした金融サービス事業を展開しているが、マーズカンパニーの独創的な製品サービスの販売を共同事業として展開していくため、合弁会社を設立することにしたもの。

当初は4月に設立契約を結び、7月に設立してサービスを開始する計画だったが、マーズカンパニーのサービスに対する注目が高まったことを受けて、市場の大きなニーズにより早く対応するため、予定を2か月前倒しにして契約締結に至った。

マーズカンパニーは独自の冷蔵冷凍、製氷技術により、食材を冷凍させることなく産地からより遠くの消費地まで極めて高い鮮度を保持した状態で流通させるコールドチェーンシステム「蔵番熟鮮市場」を開発。この仕組みのインフラ構築と研究開発を柱としている。

蔵番熟鮮市場は、国内で高まっている「旬の味」に対するニーズを満たすだけでなく、生産物の端境期や特異需要期の影響を回避し、安定的な需給、価格に対してのヘッジが可能になるほか、生産地からより遠くのマーケット、海外まで日本の生鮮食材を高鮮度で輸送できるようになる。