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常石造船、神原ロジ向けタグボートを竣工

2015年1月23日 (金)
▲鳳神丸(出所:常石造船)

▲鳳神丸(出所:常石造船)

荷主常石造船(広島県福山市)は23日、中国の常石集団(舟山)造船で初の建造となる4400馬力型タグボート「鳳神丸」を竣工し、14日に船主の神原ロジスティクス(広島県福山市)に引き渡した、と発表した。

同船は1997年から運航している船の代替として建造されたもの。全長を従来から3メートル伸ばし、船体を大型化、立型4サイクルディーゼル機関、全旋回式コルトノズル付可変ピッチプロペラを搭載することで、最大曳航力63.7トン、最高速力15.6に引き上げた。

さらに、海洋汚染の防止に配慮した流出油処理装置をはじめ、他船が火事になった場合に消火活動を支援するための消火装置や自衛散水装置など特殊設備を採用し、通常の曳船業務のほかに、海上火災や原油漏れなどの非常事態時における救援活動も可能。同船は岡山県水島港を中心に瀬戸内海で活躍する。

■「鳳神丸」の概要
船種:4,400馬力型曳船
船名:鳳神丸(ほうじんまる)
長さ:40.20メートル
船幅:9.20メートル
深さ:4.20メートル
総トン数:252トン