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内海造船、瀬戸田工場で3.8万トンの乾貨物船進水

2015年2月18日 (水)

荷主内海造船は18日、瀬戸田工場(広島県尾道市)で建造中の乾貨物船「グローバルディスカバリー」(載貨重量3万7810トン)が進水したと発表した。艤装工事を経て4月下旬に引き渡す。

グローバルディスカバリーは、すべてのホールドを二重船側構造とした最新型の乾貨物船で、従来船よりも船体強度と外部損傷に対する復原性を向上させたほか、貨物倉内をメンテナンスしやすくした。外部損傷を受けても海水の流入や貨物の流出を防ぐ仕様となっている。

幅広浅喫水の特徴を持ち、水深の浅い港湾の出入港が可能。河川、運河、湖などへの航行にも対応する船型とした。幅広船のため、進路安定性を考慮した舵・船尾形状としている。積載可能な貨物は木材、穀類、石炭、鉱石、鋼製品など。

貨物倉は5ホールドに区画され、荷役装置は30トンデッキクレーン4基を備える。倉口は、ワイドハッチを採用することで長尺物の積載と荷役効率を向上させた。

新型低燃費エンジン、大直径プロペラなどを装備し、荒天時の耐航性能向上を目的とした船首形状を採用し、低燃費化を図った。