09年度宅配便実績、上位4便でシェア91.5％

調査・データ国土交通省が5日発表した2009年度の宅配便取扱個数は、31億3694万個となった。内訳はトラック運送は31億776万個、航空など利用運送が2918万個。前年度との比較では、7472万個（2.3％）の減少で、トラック運送6973万個（2.2％減）、航空など利用運送が499万個（14.6％減）と、利用運送での減少幅が大きかった。

便名ごとのシェアは、トラック運送は上位10便が全体の99.9％を占め、中でも「宅急便」「飛脚宅配便」「ゆうパック」「ペリカン便」の上位4便で91.5％の占有率となった。また、航空など利用運送についても「スーパーペリカン便」「飛脚航空便」「宅急便タイムサービス」の上位3便で全体の86.3％を占めている。

宅配便（トラック）取扱個数については、昨今の景気低迷の影響を受け、荷量が減少し、宅配便が初の減少に転じた昨年に引き続き減少となった。一方で、インターネットなどを利用した通信販売やオークションなどの需要拡大や営業努力により前年度を上回った事業者もあった。

メール便取扱冊数は51億3278万冊で、前年度から1億2372万冊・2.5％の増加となった。シェアは「ゆうメール」「クロネコメール便」の上位2便で93.6％を占めた。

■詳細資料は次のURLを参照。（PDF）
http://www.mlit.go.jp/common/000118219.pdf