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19年度宅配個数1%増加、上位3社の寡占化進む

2020年9月18日 (金)

国内国土交通省は18日、宅配便取扱個数の2019年度実績を公表した。19年度の個数は43億2349万個で、前年度を1647万個、1%上回った。メール便は47億192万冊で3億1920万冊、6.4%減少した。

宅配便のうちトラック運送は42億9063万個、航空便などの利用運送は3286万個。トラック運送のブランド別シェアは上位5便で全体の99.8%、さらに「宅急便」「飛脚宅配便」「ゆうパック」の上位3便で94%を占めた。

首位の宅急便(0.2%減)のシェアは42%、2位の飛脚宅配便(0.9%増)はシェア29.3%、3位のゆうパック(3.4%増)はシェア22.7%となり、2位、3位の追い上げが目立ったものの、宅急便と飛脚宅配便の差は12.7ポイントあり、宅急便の優位は揺るがない。

一方、4位のフクツー宅配便(2.3%減)、5位のカンガルー便(7.1%減)の減少幅は大きく、上位3社の寡占化が進んだ。

航空便などの利用運送は「飛脚航空便」「宅急便タイムサービスなど」「フクツー航空便」「スーパーペリカン便」の4便で全体の53.5%のシェアとなった。

メール便は「ゆうメール」「クロネコDM便」の上位2便で96.9%を占めたものの、上位7便すべてが減少した。

宅配便取扱個数の推移(出所:国土交通省)