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10年度宅配シェア、上位3便で9割超

2011年7月12日 (火)

行政・団体国土交通省が12日に発表した2010年度の宅配便取扱実績は32億1983万個、このうちトラック運送が31億9329万個、航空などの利用運送が2654万個となった。

 

前年度と比較すると、8289万個、2.6%の増加となり、3年ぶりに対前年度で増加した。トラック運送分が8553万個・2.8%増となったのに対し、航空などの利用運送は264万個・9.0%減だった。

 

トラック運送のシェアは上位6便が全体の99.5%、「宅急便」「飛脚宅配便」「ゆうパック」の上位3便で90.5%を占めた。航空などの利用運送についても、「飛脚航空便」「宅急便タイムサービス」「スーパーペリカン便」の上位3便で全体の68.9%を占めている。

 

トラック運送による宅配便が増加したのは、インターネットなどを利用した通信販売で、商品開発によって需要が拡大したため。また、航空利用運送は、大手事業者が宅配便扱いから一般航空貨物扱いに注力したことなどにより、昨年に引き続き荷量が減少となった。

 

インターネットを利用したオークションなどの需要拡大や営業努力により、前年度を上回った事業者も見られる。

 

メール便取扱冊数は52億4264万冊で、前期比で1億986万冊、2.1%の増加となっている。メール便のシェアは「ゆうメール」「クロネコメール便」の上位2便で、94.1%を占めた。