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関東地方整備局、群馬県高崎市で荷主意見交換会

2015年3月17日 (火)

国内関東地方整備局は16日、群馬県高崎市で先月開催した荷主意見交換会の概要を公表した。

意見交換会は、京浜港の背後圏にあたる関東の県別に国際海上コンテナ貨物の荷主と港湾政策、同一地域の荷主間の情報共有、企業間ネットワークの構築、コンテナマッチングなどをテーマに2011年度から開催しているもの。

今回は群馬県の荷主企業として群栄化学工業、信越化学工業、日本ミシュランタイヤ、三益半導体工業など5社と京浜港の港湾関係機関がが参加し、国際コンテナ物流の課題、効率化について意見を交換した。

■主な意見
「コンテナラウンドユースにはコスト削減やCO2削減という点で関心があり、社内でも推進しようとしているが、実務レベルでは課題が多くなかなか進んでいない」

「内陸で京浜港から距離があり、1台のシャーシでラウンドすることが現状では難しいため、太田国際貨物ターミナル(OICT)の利用などを検討している」

「トラックドライバーが京浜地区のゲート前渋滞に苦労している。ゲート前の車列の作り方などに工夫の余地があるのではないかと感じている」

「既に通関手続きなどは24時間化されているので、コンテナターミナルのゲートも現在の延長オープン時間をさらに拡充し、24時間オープンを実現してもらえれば物流の効率化につながる」

「東京オリンピック開催によって物流に影響が出ないよう、現段階から対策を検討し、必要な措置を講じてもらいたい」