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三菱自、インドネシアに新工場建設、乗用車需要に対応

2015年3月25日 (水)

荷主三菱自動車は24日、インドネシアで三菱商事や現地パートナー企業と共同で設立した生産合弁会社「ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア」(MMKI)が新工場の起工式をブカシ県GIIC工業団地で行ったと発表した。

世界4位の人口を背景に小型多目的車(MPV)を中心とした乗用車需要が伸びており、今後の成長を取り込むため、これまでの小型商用車に加えて乗用車事業を強化する。

新工場の建設により、現在の生産委託から自社生産へ切り替え、同国で事業の拡大を図る。2017年4月から生産を開始し、新型スポーツ多目的車(SUV)の「パジェロスポーツ」、新たに開発する小型MPV、その後は委託生産車種の小型商用車「COLT(コルト)L300」などを加える。生産能力は年間16万台。

生産した車両の一部はASEAN各国にも輸出する方針で、タイに続くASEAN域内の主要生産拠点として位置付ける。同社は「海外生産拠点で最大の生産能力を備えるタイ、1月から新工場での生産を開始したフィリピンに続き、インドネシアで新工場の建設、新型車の投入など事業再編・強化に取り組み、ASEAN地域全体で各国の市場ニーズを相互補完して生産、販売台数の拡大を目指す」としている。