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大阪港、14年12月は外貿・内貿貨物ともに減少

2015年3月30日 (月)

調査・データ大阪市が30日に発表した2014年12月の港湾統計(速報値)によると、同月の総取扱貨物量は706万トン(前年同期比9.6%減)となった。このうち外貿貨物は305万トン(6.6%減)、内貿貨物も401万トン(11.8%減)となり、ともに3か月連続の減少となった。

11.8%減だった内貿貨物は、移出が183万トン(10.6%減)、移入が218万トン(12.7%減)でともに3か月連続で減少となった。昨年7月以降、9月を除いて減少が続いている。

外貿貨物のうち輸出が84万トン(7.8%増)で、再利用資材(4.8%減)や非鉄金属(9.4%増)は減少したものの、韓国で取扱が増えた鋼材(20.4%増)、マレーシアで取扱が増えた自動車部品(44.7%増)、韓国、フィリピン、中国での取り扱いが増えた完成自動車(17.2%増)が伸びに寄与し、結果として4か月連続の増加となった。

輸入は221万トン(11.1%減)で、染料・塗料・合成樹脂・その他科学工業品(1.6%増)や産業機械(3.1%増)は増加したものの、中国や香港での取り扱いが減少した電気機械(22.6%減)中国の取り扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(10.5%減)、台湾、ロシア、韓国の取り扱いが減少した鋼材(24.7%減)が大きく減少したことが要因で、3か月連続の減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が69万トン(2.7%増)と21か月連続の増加、輸入が203万トン(9.5%減)と3か月連続の減少となり、月間取扱量は271万トン(6.7%減)だった。コンテナ個数は輸出が8万3000TEU(8.7%減)、輸入が9万7000TEU(9.4%減)で月間取扱個数は18万1000TEU(9.1%減)で、3か月連続で減少した。

全体の入港隻数は1897隻(6.1%減)、総トン数は882万総トン(8.8%減)で、このうち外航フルコンテナ船が294隻(6.4%減)、内航フェリー船が161隻(16.6%減)となった。フェリー貨物は265万トン(16.7%減)で3か月連続で減少し、乗降人員は6万人(12%)減少した。