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大阪港、7月の貨物量全面的に伸び悩む

2015年10月30日 (金)

国内大阪市は30日、7月の港湾統計月報を公表した。同月の入港隻数は1937隻(前年同月比4%減)、総トン数は865万総トン(5.1%減)で、このうち外航フルコンテナ船は291隻(2.3%減)、内航フェリー船は158隻(16%減)となった。

総取扱貨物量は657万トン(10.6%減)。外貿貨物は278万トン(13.3%減)と5か月連続の減少、内貿貨物は378万トン(8.4%減)で10か月連続の減少となった。

外貿貨物のうち、輸出は73万トン(4.8%減)。電気機械(5.3%増)が増加したものの、中国、台湾、ベトナムの取り扱いが減少した再利用資材(16.6%減)や中国、シンガポール、アメリカの取り扱いが減少した産業機械(13%減)、中国、ロシアの取り扱いが減少した完成自動車(24.6%減)などの減少で11か月ぶりに減った。

輸入は205万トン(15.9%減)で、鋼材(4.9%増)が増加したものの、韓国の取り扱いが減少した産業機械(47%減)や中国、中国(香港)の取り扱いが減少した電気機械(21.5%減)、中国の取り扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(11.9%減)などの減少により、5か月連続で減少した。

外貿コンテナ貨物は、輸出が62万トン(0.7%減)と5か月ぶりの減少、輸入が185万トン(13.2%減)と5か月連続の減少となり、月間取扱量は247万トン(10.4%減)だった。コンテナ個数は、輸出が6万8000TEU(17.6%減)、輸入が8万9000TEU(12.6%減)で、月間取扱個数は15万7000TEU(14.8%減)にとどまり、5か月連続の減少。

内貿貨物は、移出が165万トン(9.9%減)、移入が213万トン(7.3%減)で10か月連続の減少となった。

フェリー貨物は243万トン(12.4%減)で10か月連続の減少、乗降人員は6万人(14.6%減)。