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CO2排出量4年連続で増加、火力発電向け石炭が要因

2015年4月14日 (火)

環境・CSR環境省と国立環境研究所は14日、2013年度の温室効果ガス排出量(確報値)をまとめ、公表した。総排出量は14億800万トン(CO2換算)で前年度から1.2%増えた。4年連続で増加した。

▲温室効果ガス排出量の推移(出所:環境省)

▲温室効果ガス排出量の推移(出所:環境省)

政府が国際的なコミットとして掲げる「2020年度に05年度比3.8%削減」に対し、05年度比は0.8%増加。また、京都議定書の基準年とされている1990年度比では10.8%の大幅な増加となった。

前年度の総排出量13億9000万トンに比べ、火力発電で石炭の消費量が増加したことや、「業務その他部門」で電力、石油製品の消費量の増加によってエネルギー起源CO2の排出量が増えたのが要因。

運輸部門の排出量は2億2500万トンで前年度から0.7%減少した。