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東電と中電、供給網全体をカバーする新会社設立

2015年4月15日 (水)

荷主東京電力と中部電力は15日、燃料上流・調達から発電までサプライチェーン全体をカバーする包括的アライアンス会社「JERA」(ジェラ)を今月30日に設立すると発表した。

両社は今後、効果が高く、進めやすい分野からアライアンスを進めていくことにしており、JERAは設立時から新規の燃料調達・燃料関連事業、国内火力発電所の新設・リプレース新規の海外発電事業などを対象に事業を開始する。

その後、必要な関係者との協議や東京電力のHDカンパニー制の導入状況などを踏まえ、2016年夏頃にをメドに両社の既存の燃料事業・調達契約や既存の海外発電事業などアライアンスの協議対象の全事業をJERAへ統合し、JERAの事業領域や規模を拡大する。

包括的アライアンスに向けた両社の既存火力発電事業・関連資産に関する新会社への統合は、17年春頃に判断する見通し。

■JERAの事業スケジュール
2015年10月1日:JERAに燃料輸送事業燃料トレーディング事業を統合
15年末頃:JERAに既存燃料事業(上流事業調達事業受入・貯蔵・送ガス事業など)や既存海外発電・エネルギーインフラ事業を統合する契約を締結
2016年夏頃:JERAにこれらの事業を統合
2017年春頃:JERAへ既存火力発電事業の統合判断(目標)