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15年3月期決算

セイノーHD、輸送事業の利益15%拡大

2015年5月13日 (水)

ロジスティクスセイノーホールディングスが13日に発表した前3月期決算は、主力の輸送事業を除いて減収となり、売上高が0.2%減少した。輸送事業が運賃・料金の改善や新規顧客の獲得などで好調だったことを受け、全体の営業利益は5.9%の増益となった。

輸送事業は、中核事業会社の西濃運輸で貨物輸送量が当初計画を下回るなか、新規顧客の獲得、適正運賃・料金収受、燃料サーチャージ収受、出荷額の継続にこだわった新規開発と荷主管理に注力。収入の確保を図りながら、貨物輸送量に合わせた輸送力と費用の適正管理に取り組み、利益が15%拡大した。

今期は、600キロ圏内運行のドッキング化による運行便の仕組みを変更、路線乗務社員の定着と採用力の向上を図り、売上高5570億円(2.7%増)、営業利益225億円(5.2%増)、最終利益150億円(3.8%増)を見込む。

[セイノーホールディングス]2015年3月期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期2014年3月期増減 
売上高
542,452543,407-0.2%
営業利益
21,38620,1895.9%
経常利益
23,50725,324-7.2%
当期純利益
14,45615,490-6.7%