ロジスティクスセイノーホールディングスが13日に発表した前3月期決算は、主力の輸送事業を除いて減収となり、売上高が0.2%減少した。輸送事業が運賃・料金の改善や新規顧客の獲得などで好調だったことを受け、全体の営業利益は5.9%の増益となった。
輸送事業は、中核事業会社の西濃運輸で貨物輸送量が当初計画を下回るなか、新規顧客の獲得、適正運賃・料金収受、燃料サーチャージ収受、出荷額の継続にこだわった新規開発と荷主管理に注力。収入の確保を図りながら、貨物輸送量に合わせた輸送力と費用の適正管理に取り組み、利益が15%拡大した。
今期は、600キロ圏内運行のドッキング化による運行便の仕組みを変更、路線乗務社員の定着と採用力の向上を図り、売上高5570億円(2.7%増)、営業利益225億円(5.2%増)、最終利益150億円(3.8%増)を見込む。
[セイノーホールディングス]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 542,452 | 543,407 | -0.2% | |
営業利益 | 21,386 | 20,189 | 5.9% | |
経常利益 | 23,507 | 25,324 | -7.2% | |
当期純利益 | 14,456 | 15,490 | -6.7% |